『嚆矢』
 ――日々の恥は書き捨て――
 
 日記ログ
  
  ――― 12月 後半―――
 
 


  12月16日 (木) 晴れ  半分
 
 
 
 もう半分なの?
 
 あと半月で今年が終わりだなんて。
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 オークション絶不調。
 
 機械の方は順調だが、釣り関係は全滅。
 
 義兄と共同で狙ってたウキは2回逃し、
 
 今出てるのを狙って3度めの挑戦。
 
 
 
 土壇場でヤラレちゃうんだよな。
 
 考えることは同じって事か。
 
 



  12月17日 (金) 晴れ  ドンキー
 
 
 
 スペインのラ・マンチャ地方を舞台にした小説。
 
 
 ドンキホーテはロシナンテに乗って旅をする。
 
 お供にはサンチョパンサを連れて・・・
 
 
 “騎士道”に心奪われてしまったドンキホーテ。
 
 元々は初老の地主でケサーダという人物。
 
 それが愛読していた『騎士道物語』に感化されて
 
 憧れがやがて妄想になり、ついには鎧を着て旅に出る。
 
 風車を敵の騎士と見間違って戦う話は有名だ。
 
 
 結局、彼は己の「妄想」に気付いてしまう。
 
 笑いものにされ、バカにされていてもそれに気付かず
 
 そんな彼を見守っていたサンチョ・パンサへの感謝はなく
 
 自分の間違いにだけ気付く。
 
 
 ドンキホーテの愚かな行動を笑いものにしつつ
 
 実は社会風刺している作品だ、と説明を聞いた覚えがある。
 
 
 
 ここまで書いて、ボクが気付いてないことがあった。
 
 それは…これって『ドンキホーテ』だったのか、ってこと。
 
 ひょっとして『ラ・マンチャの男』だったかもしれない。
 
 
 
 それともうひとつ。
 
 実は今日の文章、掲示板にあったリクエストに応えたもの。
 
 「今日のネタはドンキホーテ?」
 
 あ、ひょっとして「激安の殿堂 ドンキホーテ」の事だった?
 
 



  12月18日 (土) 晴れのち雨  セキュリティ
 
 
 
 年末になると物騒になる。
 
 近所の土木事務所が荒らされたらしいし…
 
 
 
 で、市街地で仕事してて路駐することになった。
 
 財布を隠して外から見えないようにするのは勿論
 
 施錠も確認した。
 
 
 しかし、しかしだ。
 
 キーを落としてしまって拾われれば無駄になる。
 
 ポケットに入れるより、やはりロックした車内の方が
 
 落とす心配がないから ってバカ!
 
 バカバカバカ!ワシのバカ!!
 
 
 
 キー閉じ込めちゃった。キャハ☆
 
 



  12月19日 (日) 晴れ  無縁
 
 
 
 お歳暮を持って親類とお寺に挨拶。
 
 親類は留守で、お寺は法事の準備に忙しそう。
 
 なんだか間が悪かったなーと。
 
 
 
 その後で墓参りに行ったところ、
 
 その親類が墓石の移動の手伝いしてた。
 
 当事者が遠方にいるため、今の墓地からお骨を移し
 
 墓石を無縁仏として所定の場所に運び出すようだ。
 
 
 読経が済み、これから作業にかかる直前だった。
 
 
 「ちょうどよかった。手伝ってくれ!」
 
 「はいはい。」と二つ返事。
 
 
 いきなり来て、いきなり墓石の移動作業。
 
 ボクは何とも思ってなかったが、
 
 この墓の縁者はこの事に随分と驚いていた。
 
 そして何度も何度もお礼を言い、恐縮していた。
 
 「重いのに」「服が汚れるのに」などと。
 
 
 大阪の人だったが、都会はそんなもんかなと思った。
 
 だって、田舎ではこういうの普通だから。
 
 「ウチの墓の時にも大勢手伝ってもらったんですよ。
 居合わせた人、手の空いた人が手伝うのは当たり前なので
 そんな気遣いは要りませんよ。」
 
 とだけ言っておいた。
 
 
 
 やっぱり田舎でしか居られない人間なのだな、ボクは。
 
 街に出たら、変な人・お節介なヤツだと思われそうだ。
 
 



  12月20日 (月) 晴れのち曇り  来年の予定
 
 
 
 早くも来年の予定が。
 
 
 「正月休みに祖母の家で壁の塗り替え」
 
 一部屋直してから数年間の懸案が
 
 いよいよ来年始めに解決の方向に。
 
 
 といえば聞こえはいいが「放置してた」が正解。
 
 おばあちゃん、ごめんなさい。
 
 
 祖母の弟が左官業やってて、その手伝いをする予定。
 
 この人とボクは良好な関係なので大丈夫。
 
 まあ数年顔合わしてないから、もしかすると
 
 会うなり取っ組み合いなんてことも!
 
 
 
 ・・・ないって。
 
 



  12月21日 (火) 晴れ  あやまり
 
 
 
 李登輝氏にビザ発給したのが不満らしい。
 
 
 中国の言い分もあるだろうが、ここは日本。
 
 日本の判断に対して要望を出すのは構わないが
 
 圧力かけたり強い要求を突きつけるのは内政干渉。
 
 逆なら「日本は侵略国家」などと叫ぶくせに
 
 自分のことは棚上げにする、羨ましい精神構造。
 
 さすがだな。
 
 
 
 多分、アチコチで既出だろうが
 
 李登輝氏といえば「塾長」
 
 台湾に向け男塾名物「大鐘音」で・・・絶対既出だコレ。
 
 それにしても・・・
 
   
 
 「なんか嫌な予感がするのう」
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
   ――女子ゴルフのキム・チョロン――
   「最優先課題は20キロダイエット」


 >「来年は私だと気づかないかもしれません。
 > 冬に20キロ減量する考えです」
 
 >女子ゴルフのキム・チョロン(20歳)
 >(米国名クリスティーナ・キム)が
 >一大決心をして冬季トレーニングに突入した 。
 
 
 
 
  キム・チョロン (クリスティーナ・キム)
 
 
 
 ・・・「クリスティーナ」はないよ。
 
 謝れ! 一瞬でも期待したボクに謝ってくれ!
 
 まあそれは可哀想なので、こんなのいかが?↓
 
 
 
  ――ヨン様トレーナーが日本でダイエット本出版――
 
 >また、パート5はペ・ヨンジュンが体脂肪0%に挑戦する過程、
 >最後のパート6では苦難を乗り越えたペ・ヨンジュンと
 >イムトレーナーの感想が紹介されている。
 
 
 体脂肪率0%か。
 
 まあそれもCGでなんとかなるんだろうな。(違
 
 
 3.3%までいったそうだが(2%台までいったという話も)
 
 これはトップアスリートでも滅多にない数値
 
 日常生活にすら問題が生じるほどとか。
 
 (ハンマー投げの室伏選手よりも低い数値)
 
 一時的に(撮影時)その数値にもっていき、元に戻す。
 
 健康面ではその方がいいそうだ。
 
 
 数ヶ月で、という報道はまず間違いだろう。
 
 何年も地道にやってきた成果じゃないかな。
 
 
 
 ただ…そんな過酷なトレーニングやる暇あったのか?
 
 という疑問は持っちゃいけないのかも。
 
 人の努力にケチつけるような事は好きじゃないから。
 
 



  12月22日 (水) 晴れ  一息
 
 
 
 あと一息、あと一息。
 
 予定では明日が山場。
 
 その後で自分の仕事を片付け、年越し…
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 携帯電話のデータをPCに移せるソフトを買った。
 
 これでもう「データぶっ飛び」の惨事は免れる。
 
 
 ・・・で、何のデータ保存しようかなぁ。
 
 (現在、仕事先数件と家族とロビ君以外のデータがない)
 
 



  12月23日 (木) 晴れ  伊勢
 
 
 
 イセエビ美味い!
 
 
 忘年会の主役は社長でも会長でもなく
 
 当然ボクらでもなく、伊勢海老。
 
 ホント美味しかった。
 
 
 たまたま水揚げの時に居合わせた人が
 
 傷物(角折れた、など)を格安で買ったと
 
 自慢げに話すのを聞くが、ボクは一度もない。
 
 
 エビ網の時期に漁港をウロウロするのもアリだな。
 
 



  12月24日 (金) 晴れのち曇り  サンタ
 
 
 
 サンタクロースの衣装を着なくなって
 
 今年で二年目だ。
 
 楽。ホント、すげえ楽。
 
 味気ないような寂しいような気もしてたけど
 
 楽チンだからしょうがない。
 
 
 
 ま、甥や姪がそこそこ大きくなったし
 
 今更サンタさんなんて・・・なあ。
 
 ボクの名演に騙されて信じてたら悪いし
 
 



  12月25日 (土) 曇り  やっと
 
 
 
 今日から自分の仕事にとりかかった。
 
 あと一日、いやもう少しかかるが
 
 なんとか年内に、という約束は果たせる。
 
 
 「台風が来る前に・・・」
 
 最初の約束は全然果たしてないんだけど。
 
 ごめんなさい。
 
 



  12月26日 (日) 晴れ  性差
 
 
 
 もう少し捗ると思ったが・・・
 
 そう簡単に事は運ばなかった。
 
 
 ま、「半日釣りに行った」って話は
 
 聞かなかったことに。 内緒だぞ。
 
 (サボタージュではなく、事情が…)
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 性差別についての論議があると、決まって
 
 「女性の地位向上」が叫ばれる。
 
 それは当然だろう。そう思う。
 
 
 同じだけ仕事しても同じ給料じゃないとか
 
 同じ能力なのに男の方が出世したとか
 
 そういうのは抗議して当然。
 
 これからはそんな企業は衰退していく、と思う。
 
 
 しかし!
 
 「平等」が本当に平等であればの話。
 
 たとえば、女性へのプレゼントは高価なものを求める。
 
 クリスマスプレゼントも同額の品じゃないし…
 
 「チョコ一個でなんで数万円の品を要求すんだ!」
 
 ホワイトデーなんか、そう思わないか?
 
 いや、同額でなくたって構わない。
 
 キュートな女の子にはそんなワガママ許しちゃうが
 
 “許せる”と“対等”は別。理解できないのは
 
 「オンナのコはこのくらい要求したっていいよネ☆」
 
 という常日頃の平等精神無視したワケワカラン理屈
 
 そして男のこういう意見を「ケチ」「ウザい」で片付ける
 
 手前味噌で都合のいい考え方だ。
 
 
 
 ボクは前々から「レディースデー」を取り上げて
 
 「なぜ抗議しないのか」と言っているのだが…
 
 以前言ったとき、これが不評だった。
 
 「男の特権を許すな」という人たちが自らの特権を守る
 
 こんなおかしな話はないと思うのだが。
 
 
 「男女には差はない。だから対等にすべき」には賛成だ。
 
 (まあ体力とか心とか、元々の能力云々などは別だが)
 
 だが女性は「女性は半額」「女性のみ無料」ってのを
 
 差別だとは思わないんだろうか?
 
 (無論、経営において女性客獲得の重要性は知ってる)
 
 「女性は男性より劣る。だから半額」という考え方もあり
 
 性差をなくそうと言ってる人にとっては言語道断な筈だ。
 
 
 「お得だから…」で沈黙するのなら話は別。
 
 そんな都合で平等と優遇を使い分ける性根の卑しさでは
 
 到底支持なんてできない。
 
 



  12月27日 (月) 晴れ  年賀状
 
 
 
 年賀状には何かがあるとしか思えん!
 
 さっきから宛名書きしてたら・・・
 
 
 「64…00…ああ間違えた!ムキー!」
 
 「名東区?台東区?アレ?アレ?あ、あ――っ!」
 
 
 精神的に追い詰められていく自分が。
 
 なにぃ? 郵便番号だぁ?
 
 その数字の羅列になんか意味でもあるんか!(あります)
 
 
 何なんだよこの住所の長さは!
 
 コーポとかメゾンとか、どーゆー意味あるんだ!
 
 こんな長ったらしい住所のトコに住めるか!(えー)
 
 
 
 肩と目と腕に疲労が・・・なんなんだ、この疲労感は。
 
 



  12月28日 (火) 晴れ  安堵
 
 
 
 仕事が今日一日で二つ片付いたので、
 
 自分の予定はこれで終わり。
 
 明日一日出勤したらもう完全な休暇に入る。
 
 
 
 今年最後の釣行が全くいいところのない、
 
 このままでは終われない釣果だったので
 
 「まだだ、まだ終わらんよ」とばかりに
 
 年末の釣行を画策していたが、天候の関係で
 
 やはり無理なようなのが残念だ。
 
 



  12月29日 (水) 雨のち曇り  雪
 
 
 
 朝方の雪が、対岸の山を白く・・・って、
 
 なんで文学的表現のスイッチ入ってるねん。
 
 
 
 正月の準備がすべて遅れている状態。
 
 年賀状がギリギリ、片付けもなんとか、
 
 洗車は雨が降るので…正月に洗ってもいいな。
 
 
 
 あとは支払い、だな。(ひいい)
 
 



  12月30日 (木) 晴れのち曇り  最終
 
 
 
 午後から釣行。
 
 おそらく今年最後になるはずだが、結果は丸坊主。
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 山崎拓首相補佐官が靖国のA級戦犯分祀を打診→拒否
 
 
 まあ、当然のこと。
 
 無意味なんだから。
 
 だいたい、なぜ無意味かが分かってない。
 
 マスコミも政治家もここらを説明すべきなのだが・・・
 
 
 
 まず「A級戦犯」が「Aランクの重犯罪者」という認識。
 
 世間では多いようだが、これ間違い
 
 A級戦犯は「平和に対する罪を犯した者」のこと。
 
 が!・・・実はこれ、戦後に出来た事後的な規定なのだ。
 
 (このために作られた枠、ってこと)
 
  **************************************
   ※一応説明、ね。
   B級=通例の戦争犯罪者
   C級=人道的に問題ある罪を犯した者
  **************************************
 
 
 
 今回の「分祀」について、だけど
 
 これ、無意味なのよ。何度も書くけど。
 
 分祀ってのは「分離」ではなく「分割」のことだから
 
 「祀る場所が増えるだけ」でしかない。
 
 つまり靖国は何も変わらないで、もう一箇所増えるだけ
 
 ・・・ホントは場所を増やしたいのかね??
 
 (これについては「ある御方」次第、らしいが・・・)
 
 
 
 中国政府(中華人民共和国)に発言権ないでしょ。
 
 中国はサンフランシスコ条約批准していない
 
 (この条約で戦犯の扱いを決めた)
 
 これは「中国は認めていない」という事なのだから。
 
 
 それに、当時の中国は中華民国(つまり台湾)で、
 
 その台湾が何も言わないのに、戦勝国でもない中国が
 
 何を言ってるのだか…説明する側もグダグダになってくる
 
 第一歩から履き違えてるんだよな。
 
 
 
 来年はもう少しマトモな年になりますように。
 
 



  12月31日 (金) 雨のち曇り  つごもり
 
 
 
 当サイト『嚆矢』を訪問してくださった皆様
 
 ありがとうございます。
 
 
 
 今年一年、あまりにも悪いことが続きました。
 
 振り返っても「よいニュース」よりも
 
 凄惨なものや怒りを呼び起こすものばかりが
 
 次々に浮かんできます。嘆かわしいことです。
 
 
 こんな時代だからこそ、よりよく生きようと考え
 
 他人を思いやり、労を厭わないということを
 
 常に心に留め置いていたいと思います。
 
 
 
 明日から始まる新しい一年が、
 
 皆様にとって素晴らしいものになりますよう
 
 勿論私にとっても素晴らしいものとなるよう
 
 心から祈っています。
 
 
 よいお年を!
 
 
 


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