『嚆矢』
――日々の恥は書き捨て――
日記ログ
――― 12月 前半―――
１２月０１日 （水） 晴れ ヒソヒソ
仕事先で噂話を耳にした。
いい意味ではない内容、つまり陰口なのだが
これがまた大声で。
当人がすぐ近くの家に住んでいて、窓を開ければ
間違いなく聞こえるほどの距離だというのに
なんて豪胆なヤロウだ！と感心した。
中てつけにしてはコソコソしてたんだが
声を落としてもかなりの声量だったからなあ…
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親父の友人だった方が亡くなった。
明日は通夜に。
１２月０２日 （木） 晴れ 毎年…
この時期になると、状況がガラリと変わる。
「今年はゆっくりできるかも」というのが
いかに甘い認識であったかを思い知らされる。
そういう年を何度も送っていくうちに
次第に“読み”が出来るようになる。
ボクももう何度も経験した年末進行。
今年はちょいと釣り出来るかもなー、などと。
甘かった。
何度も痛い目見たのに、また甘い幻想を・・・
１２月０３日 （金） 晴れ 晴耕雨読
半月近く雨がなかったが、
明日からしばらくは雨と晴れが入れ替わる
落ち着かない天気になるようだ。
知人が釣りに行くんだといい、仕掛け作りを手伝う。
手伝うというよりボクがほとんど作ったんだが。
「行けない」と言ったら「じゃあ気分だけでも」と
仕掛け作りをさせるとは・・・コイツめ！
１２月０４日 （土） 曇りのち雨 忘年
今年初めての忘年会は「地域住民懇談」だった。
明日の仕事のこともあって参加できず
後ろ髪をひかれ…坊主頭だけど。
今冬は坊主頭をやめておこうかと思う。
今年はなぜだか風邪をひきやすいみたいだし
着物にはどうも合わない気がするし…
着物に坊主頭はモロにお坊さんみたいなんだよな。
１２月０５日 （日） 雨のち曇り 大荒れ
あんなに荒天になるとは思わなかった。
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一合も交えずに斬って倒す、圧倒的な強さ。
やはりチャンバラに限る、ということで（？）
レンタルで千葉真一出演作品を見ている。
今回は『将軍家光の乱心・激突』
今、一番好きなのは 映画『柳生一族の陰謀』。
萬屋錦之介が出てるから、というのもある。
以前何かのＣＭで「武蔵を演じきれる、ただひとりの男」
というフレーズがあったが、なるほどと思う。
『魔界転生』もよかった。（コレは自前のＤＶＤあり）
十兵衛もいいんだけどこの作品では柳生但馬守に尽きる。
緒方拳の武蔵もいいが若山富三郎の柳生但馬は別格。
で、千葉真一のなにがいいかって・・・
後ろからくる相手を振り向きざま袈裟斬りにする
あの動きがすごい。（『柳生十兵衛』の時なんか特に）
…かと思えば、サントリー『なっちゃんスムージー』CMで
「のどぼとけサン」やったり。
＞深田恭子が「どう思う？ノドボトケさん？」と感想を聞くと
＞「ん〜…とても新しい感覚だね、お嬢ちゃん、いいと思うよ」
＞と返事する、ちょっと前のＣＭ。）
このギャップがいいな。
１２月０６日 （月） 晴れ 置物
仕事先の家には、とにかく物が多かった。
床の間なんて置物やら花瓶やらでいっぱい。
片付いてはいるのだけれど、物が多すぎて
一箇所配置を換えたら収まりが付かないほど。
で、こう言ってた。
「その時は要ると思ったのに、案外要らないのよね」
ああ、なんか分かるな。
逆に、要らないと思ったものが後で要る事もある。
人生の縮図なのかもな。
１２月０７日 （火） 雨のち晴れ ダメージ
まさかアノ程度で酔っ払うとはね。
しばらく酒から離れてたとはいえ、
五合程度で風呂入らず寝ちゃうとは。
日記も書かずに寝ちゃうとは…
というわけで、今、朝の３時ですわ。
「あ、日記書いてない！」って目覚めるなんて
習慣ってすごいね。
１２月０８日 （水） 晴れ 開戦
今日は「開戦の日」だ。
「間違った行い」という扱いしかできない
今の世の中が間違ってると思う。
現在ですら、誤った選択をし続けている我々が
開戦に踏み切った先人を否定できるのか。
先人の苦悩を「単なる侵略戦争だった」と片付けて
頭ごなしに叩くようなやり方は間違ってる。
とまあ、こういう事を言うだけで
「右寄り」だとか言うんだよなあ・・・
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韓国では小泉首相らによる靖国神社参拝の中止を
求める決議案を国会に提出したそうだ。
・・・で、どうするつもりだろうか。
通ったとして、それを日本政府に要求するならば
これは立派な内政干渉なのだが。
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拉致被害者、横田めぐみさんの“遺骨”が…
＞北朝鮮が１１月の第３回日朝実務協議の際に
＞拉致被害者の横田めぐみさんの「遺骨」として
＞提供した骨について、鑑定の結果、
＞別人のものであると発表した。
「偽物かもしれない」そう思ってた人は多かったろう。
それほど信用できない国を援助しようと考えるなんて
理解できんなぁ。
１２月０９日 （木） 晴れ こしょう
また携帯故障ですわ。
今度はアドレス帳全部消えた。
店員に「スミマセン」と言われても…済みませんよ。
どーするんだよ、ホント困るんだよ！
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＞ニューヨークタイムズは中国の教科書について
＞「歴史をゆがめ、政治の必要に応じて修正されている」
＞とする報道を掲載し、とくに日本に関しては
＞「日本をたたくことが（中国の）国民的娯楽」と伝えた。
「中国では日本をたたくことが国民的な娯楽で、
日本に対し正しい歴史を教えないと叱るが、
中国の歴史教科書こそ近年の歴史をきわめて選別的に教え、
ゆがんだ見解を提供している」
・中国軍はチベットやベトナムに侵攻したのに
「自衛以外の戦争はしたことがない」と教えている
・第二次大戦で日本は米国ではなく
「中国共産党軍により敗北させられた」と教えている
・1950年代に毛沢東主席が断行した「大躍進」の政策失敗で
三千万人も餓死した事実は教えない
・「朝鮮戦争は米国と韓国が北朝鮮を侵略したことで始まった」
と教えている
＞同報道はまた上海の中国人教育関係者らの談話として
＞「中国では歴史は政治の道具として使われる」
＞「天安門事件も騒乱分子が国家基盤を危うくした
＞犯罪行為だとされている」
＞「近年の歴史になるほど、共産党への配慮から
＞あいまいにしか教えられなくなる」という言葉を紹介している
よく言ってくれた。
ホントにホントによくぞ言ってくれた。
「教科書に問題がある」のは日本ではなく中国にこそある。
双方の主観でなく他の目から見た意見が出たことで
少しはマシになるだろうか・・・
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＞共産、社民両党は北朝鮮の対応を
＞「無責任」と批判しながらも、
＞制裁論の高まりを警戒している。
＞共産党の志位委員長は記者会見で
＞「意図的なのか、手違いなのか、
＞真相を突き止める調査を徹底的にやる必要がある」
＞と述べたうえで、「交渉ではない道に切り替えれば、
＞拉致問題解決の道を自ら閉ざしてしまう」と
＞制裁に反対する考えを示した。
＞社民党の又市征治幹事長も記者団に
＞「感情に流されて制裁に踏み込むのは疑問」
＞と語った。
「交渉の道を閉ざす」という懸念はわかる。
が、どう贔屓目にみても「手違い」はないだろ。
今まで一体何をみてたんだコイツは阿呆か。
で、「感情に流されて」とか言ってる零細政党。
なぜ自分たちが支持されないかまだ分からんらしい。
自分たちが日頃ヒステリックに大騒ぎしてるのは棚上げか？
お前らいつも「軍靴の音が聞こえる」と騒いでるが
幻聴だからいい加減医者に診てもらえ。
１２月１０日 （金） 晴れ 消去
不便。
もうね、嫌がらせとしか思えないくらいに。
わずか一ヶ月でご臨終となった前機は
とんでもない置き土産をしていきやがった。
なんとかならんもんかねえ。
１２月１１日 （土） 晴れ 年内
年末進行のため、個人的に受けた
仕事にかかれないでいる。
まあ「本業を片付けてから」という前提
相手から「待ちます」と了解を得た上でなので
幾分気が楽なのだけど、それでもお待たせする事で
気が引けることに変わりない。
なんとか今年中に済ませてあげたいなぁ。
（年内の釣りはもう諦めてます）
１２月１２日 （日） 曇りのち雨 トヨタカップ
最後のトヨタカップ。
残念だけど…
リアルタイム以外でも再放送やビデオで
トヨタカップの試合を観たが、なかでも
“ナポレオン”ミッシェル・プラティニの
「まさかの判定に落胆しピッチに寝そべる姿」は
一番のシーンだったと思う。
（残念ながら、ボクが初めてサッカーの試合を観たのは
翌年のＷ杯の準々決勝「フランス×ブラジル」なので
ユベントスの試合は後で観た）
“伝説のシーン”は鮮やかなボレーシュートから。
※当時は彼の全盛期でもあり、プラティニ自身
「生涯で一番美しいゴール」と語る、幻のゴールだ。
「スーパーゴール！ ビューティフルゴール！」
という実況がＴＶを通じて響き渡る。
画面では歓喜と感嘆に包まれたユベントスの姿。
そこに「オフサイド」ゴール無効の判定が。
まさか！のリアクションのあと、ピッチに寝そべる将軍。
「そりゃないよ」とでも言いたげな彼の表情と
試合中のピッチに寝そべるという印象的な行動に
すっかり虜になってしまった。
そういえば、学校ではボールを蹴る際に
「プラティ〜〜ニ！！」と叫ぶのが流行ってたっけな。
今でも時々叫びたくなる衝動に駆られるんだけど。
１２月１３日 （月） 晴れ 年賀
また今年も悩んでる。
未だ自作の年賀状を作ったことがない。
（いや、一度あったかも）
レイアウト済みのを買って宛名書きするだけで
どうも自作する気が出ないのだ。
宛名書きにも抵抗があって
最近あまり字を書かないため、どうも不安なのだ。
こんなヘタクソだったっけなあ…なんて。
仕事に逃げそうになる。
１２月１４日 （火） 晴れ メール
今日届いてたメール
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ミナエといいます。
セックスしていただけそうな相手を探しています。
２７歳未婚です。職業は派遣会社の取締役を務めています。
性的なコンプレックスがあって実は、
私。。。下のヘアがありません。
二次成長期に生えてこなくてそのまま２７歳の今日に至っています。
ですがセックスへの興味は、それゆえに人並み以上にあります！！
ここまで読んで、もうお分かりでしょうが、処女です。
処女ってのはきっと面倒と思われるでしょうから
金銭的なものを提供したいです。
私の月収は95万です。
そこから、処女という面倒な私を相手にしてくださるのなら
いくらか提供したいです。
35万ぐらい必要でしょうか？
こちらがどんな女かまったくわからないと思いますので、
いまは猜疑心しかないかもしれません。
お返事いただければ、私の写真を送りますので。
お返事待ってます。。。
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どうしたのカナ？
「３５万円あげるから２７歳処女を奪って！」なんて。
…センセイ、驚いちゃったナ！
世の中にはね、いろんな人がいるの。
処女って聞いただけでヨダレとか変な汁を垂らす人とか
ヘアがないのを好む人とか剃毛プレイとかあるワケ。
シッコ飲む人とかウンコ喰う人だっているんだから
ちょっと膜が張ってるくらいヘッチャラなのサ♪
つーかね、むしろ悦ぶネ！ きっと。
だからね、ナミエちゃん。そんな的外れな心配無用ですヨ☆
ああ、ミナエちゃんだっけ？
センセイ、久々のキャラ引っ張り出しちゃったからサ、
まだまだ手探り状態でドキ☆ドキ☆しちゃってて
思わずお名前間違えちゃった。アハ！
でね、こう言っちゃなんだけど…
センセイだって下の毛いっぱいだけど
セックスへの興味は人並み
ソッチ関係の話なら負けないからネ☆
とまあ、ここまで書いてるうちにだんだんと
なんだか色んなモノに負けちゃってる気がするんだけど
そんなの気にしない！ 気にしちゃダメ、絶対。
今だっていろんな意味で痛いんだけど負けないヨ？
そして慣れてだんだん気持ちよくなっちゃうゾ☆
じゃ、お答え。
ええっとね、返事しなくてもアドレス知ってんだから
さっさと写真送って来いっての。
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――DNA鑑定（韓国紙）――
＞最近、日本では、北朝鮮が日本人拉致被害者のものとして
＞提供した遺骨が別人のものに判明し、
＞大きな波紋が広がっている。
＞北朝鮮に首相名義の抗議書状を送り、
＞食糧・医療品の援助も中止するとし、ものすごい剣幕だ。
＞北朝鮮が、別人の遺骨を送ったのは明白な誤りであり、
＞とんでもないことである。
＞しかし、韓国の国家情報院（国情院）や統一部当局者は
＞「最先端のＤＮＡ鑑定の分野において、
＞北朝鮮の能力は取るに足りない。
＞故意に欺こうとしたものではないかもしれない」としている。
＞日本が、そうした点を確かめてみたのかどうか気になる。
＞「騙された」と怒ってばかりいるから、本音が、
＞遺骨送還よりは北朝鮮へのバッシングにあるのではないか、
＞との誤解を招くことが懸念される。
「故意かどうか分からない」
そんなオカシイ理屈、日本共産党くらいかと思ってたが…
さすが同胞、やることが予想の斜め上だ。
んもう、ぶっちぎり優勝。
逆の立場なら「ものすごい剣幕」で済まないくせにな。
間違いなら許されないながらも仕方あるまい。
しかし「妻の墓から掘り返した」骨がなぜ違うのか。
はじめから騙す気でウソをつくから怒ってるんだろうが！
だいたい、本来はDNA鑑定なんて必要ないんだ。
北朝鮮は別人の骨を渡した前歴がある。
激しい抗議をしたのも今回が初めてではない。
ウソばかりつくから信用できない、だから鑑定して
やっぱりウソついてるから怒る、なぜ日本に非があるのか。
こういうイカレ気味の報道や社説ばかり読んでるから
理屈のおかしい人間になるんだろうか。
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