『嚆矢』
 ――日々の恥は書き捨て――
 
 日記ログ
  
  ――― 9月 後半―――
 
 


   9月16日 (木) 曇り時々晴れ  彼岸
 
 
 
 もうすぐ彼岸。
 
 
 今年は二十日が彼岸入り、明けは二十六日。
 
 その中日となるのが「秋分の日」(二十三日)。
 
 この秋分の日については
 
 「先祖をうやまい、亡くなった人をしのぶ」
 
 という説明がなされている。
 
 
 
 春分・秋分は、太陽が真東から上がって真西に沈む日
 
 つまり昼と夜の長さが同じになる日でもある。
 
 夕日が真西に沈むことから「極楽浄土への道標」とか
 
 一日を真っ二つに分かつ日だから「中道」などと考えられ
 
 そのことから仏教の行事が出来たという話だ。
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
   ――彼岸――
 
 「彼岸」は古代インド語のパーラミター(波羅蜜多)が語源。
 「彼の岸へ至る」という意味。
 
 
  ※煩悩に満ちたこの世を「此岸」といい、
   悟りの世界・仏の世界を「彼岸」と呼ぶ。
 
 
 「悟りの世界」に至るための教えとして「六波羅蜜」がある。
 
 その六つとは・・・
 
   布施: 他人へ施しをすること
   持戒: 戒を守り、反省すること
   忍辱: 不平不満を言わず耐え忍ぶこと
   精進: 精進努力すること
   禅定: 心を安定させること
   智慧: 真実を見る智慧を働かせること
 
 
 
 「彼岸に行くことを願い、行いを慎むこと」が
 お彼岸法要の本来の意味である。
 

 



   9月17日 (金) 曇り  業物
 
 
 
 使い込んだ道具が壊れてから一ヶ月。
 
 ようやく代わりのモノを購入した。
 
 まだまだ使い込まないと評価は出来ないが
 
 手に馴染む感覚からして、かなりの良い物だ。
 
 
 
 金子の多寡じゃない、本物かどうかが問題なのだ。
 
 無論、それに腕が伴わないといけないのだが。
 
 



   9月18日 (土) 雨のち曇り  後逸
 
 
 
 プロ野球がストライキ。
 
 巷では大騒ぎしていて、どちらが悪いどちらも悪いと
 
 責任の所在追及やら糾弾やらと騒がしい。
 
 
 
 対話の機会を潰してきたオーナー側の対応
 
 コミッショナーが表に出てくるの遅すぎ
 
 言葉を微妙に変化させての決定遅延
 
 どれをとっても好意的に見る事は出来なかった。
 
 近鉄は「オリックスに吸収される」という話が出た時
 
 名乗り出た会社の買収をなぜ拒否したのか?
 
 それがダメなら新球団設立という申し出にすら拒絶する。
 
 要するに「球団数を11→10…最終的に8球団くらい」
 
 という事が半ば決定事項として存在したからだろう。
 
 もしそうであれば、選手会の行動を云々する前に
 
 自らの背信行為を詫びる必要がある。
 
 
 
 
 “今の数試合より後の野球界”
 
 そうキッパリと、自らの三冠王すら見逃した選手がいる。
 
 その一方で「優勝が消えるのは困る」という選手もいる。
 
 その陰には「せっかくチケット買ったのに」
 
 「遠くから足運んだのに」と嘆くファンもいる。
 
 商品が売れない、宿泊がキャンセル、といった不満も聞こえる。
 
 
 
 人間ってのは表舞台では目一杯に見栄を張るべきだ。
 
 本当は「損をする」「勿体無い」と思っていても
 
 こういう場ではそれをグッと耐え忍ぶ。
 
 その姿勢を崩さないこそが「子供たちの未来」に繋がる。
 
 
 
 たとえこのストライキでタイトルを失ったとしても
 
 誰も「なかったことに」はしない。
 
 「幻の優勝」「悲劇の三冠王」として
 
 名を残すことになるのだから。
 
 
 
 松中、いいぞ!
 
 



   9月19日 (日) 雨のち曇り  金物
 
 
 
 店じまいした金物屋さんがあって
 
 「在庫処分するので欲しい物があれば格安で…」
 
 と誘いを受けたのでホイホイと行ってきた。
 
 
 
 在庫として引き取ってもらったところで二束三文だという。
 
 お互いにとって利益のあることでもあるし
 
 ここはひとつ奮発して、なるべく買おうと決めて物色。
 
 ボクが普段使ってる本職用の道具が結構あったので
 
 全部で30品くらい買う事にしたのだが
 
 かなりの安価で売ってもらった。
 
 それでも引き取り価格の倍額らしい。
 
 ・・・い、幾らで引き取られるんだ??
 
 



   9月20日 (月) 曇りのち晴れ  使用
 
 
 
 今日の仕事で早速、使う機会があったので
 
 日記9/17に書いた道具を試してみた。
 
 「新品でも手に馴染む」という売り文句がピッタリくる。
 
 うん、これはいい。
 
 
 
 実はあと数種狙っているモノがあって
 
 今後、少しずつ揃えていこうと思っている。
 
 揃えるのは仕事道具と釣り道具と本に絞っていこう。
 
 でないと幾らあっても追いつかないから。
 
 



   9月21日 (火) 雨のち晴れ  空を泳ぐ
 
 
 
 昨日、幼稚園に通う甥が小学校の運動会で
 
 催された「新入生のお土産競走」を見に行ったが
 
 半日仕事だったため、出番には間に合わなかった。
 
 
 
 で、甥のお友達と「登り棒」で遊んでたのだが
 
 そこで“こいのぼり”を披露しようと久々にやってみた。
 
 
 こいのぼり:縦の棒を両腕で掴んで体を横に伸ばし
       こいのぼりが泳ぐような状態になる技。
 
 
 
 なんとか足は宙に浮くんだけど、真横にはなれなかった。
 
 以前は5秒程度ならギリギリ出来たんだけどなあ・・・
 
 
 
 体力の低下を実感。
 
 翌日の筋肉痛でまたもや実感。
 
 



   9月22日 (水) 曇り  気をつけろ!
 
 
 
 この暑さだ。
 
 
 
 よく子供が「おもちゃ買ってあげるから」と言って
 
 知らない人について行って誘拐されるという話があるが
 
 ボクなら「冷たい飲み物あげるワ」と言って
 
 美人なお姉さまに連れ去られる自信がある。
 
 
 
 ホントだぞ。
 
 



   9月23日 (木) 曇り  シーズン
 
 
 
 こんなに釣りに行きたいボクが全く行ってない。
 
 今までなら真夏はシロギス釣りしてたし
 
 今の時期だってシロギスや磯釣りに通ってた。
 
 磯釣りどころかルアー釣りすらやってないなんて。
 
 
 
 稲作を始めたことと台風が多かったこと
 
 それにとにかく間が悪かったのが原因だろう。
 
 釣りに行けそうな時に急用が入る、そんなのが多すぎた。
 
 
 
 今月は無理だろうが、来月こそは・・・
 
 意地でも釣りに行ってやる。行ってやるぞ。
 
 少々天候不良でもバリコ釣りが出来らあ!
 
 
 
 釣ることより釣りに行くことが目的になってる気が…
 
 



   9月24日 (金) 雨のち曇り  危うし!
 
 
 
 今朝から局地的な豪雨に見舞われた白浜町。
 
 今日はたまたま白浜町内で仕事。
 
 車で移動中、落雷らしき轟音が!
 
 「うっわー、今のは落ちたんだろな・・・」
 
 とか思ってたら更に驚くことが。
 
 
 
 ボクの前方を走行してた車が、前触れもなく急停止。
 
 信号も側道もカーブもない普通の直線で、他に車もないのに
 
 脇に寄せるでもなくその場で停止されるとは思わなんだ。
 
 雨が強く前方の視界が悪かったため減速しててよかった。
 
 
 
 驚き半分、怒り半分で車を降りて前の車へ。
 
 20代半ばの女性が「ビックリしてん。怖かってん。」と
 
 震えながら涙目で訴えるのを見るとさすがに叱る気も失せた。
 
 



   9月25日 (土) 晴れのち雨  時間
 
 
 
 『放送事故タレコミ・・・』見てたら更新が…
 
 まあウチの更新待ってる人ももう少ないと思うけど。
 
 
 
 「そういやこんなトラブルあったっけなあ」などと
 
 それなりに楽しく閲覧。
 
 



   9月26日 (日) 雨  時の価値
 
 
 
 誰にとっても時間は平等だ。
 
 
 無論、持ち時間が少ない・多い人はいる。
 
 若死にする人と長寿の人では持ち時間に差がある。
 
 そういう事ではなく、たとえば「一日の長さ」などは
 
 誰にとっても24時間であり、使い方次第で
 
 目一杯使うかあっという間に終わるか…になる。
 
 
 
 時間は自然にできるものではなく、作るものだ。
 
 何かをしたければ自分の力で時間を空ければいい。
 
 例えばボクの場合、釣りに行きたいなら夜に行けばいい。
 
 そういう苦労をすればやれないことはないのだから。
 
 それがダメならもっと仕事を早く終えればいい訳で
 
 それが出来ないのはつまりは「無能だから」なのだろう。
 
 …まあ、これはただの屁理屈であって、実際には
 
 早く終われば次の仕事が待ってるだけなのだが。
 
 
 
 むしろ「時間を作らなくなった」という事が問題。
 
 その事柄に対し重要視せず優先する考えもない
 
 それはつまり「飽きた」「どうでもいい」なのだ。
 
 ああ、釣り行きてえ。
 
 
 ===================
 
 
 ボクは「忙しさ」を前面に出した態度を不快に思う。
 
 忙しいゆえに雑事が出来ない、忙しくて遊べない、
 
 それを殊更に強調するのは、まるで相手に
 
 「お前ほど暇ではない」「お前に割く時間はない」
 
 言っているようなもの。
 
 聞いてる相手も「そりゃ大変だね」と答えるだろうが
 
 実際には深く興味を持ってるはずがない。
 
 
 
 スケジュールが空いてるかどうか聞かれて
 
 「そこは予定が・・・」と話す分には良い。
 
 ちょっと聞いてよとばかりに、自分がどれほど忙しいか
 
 自分がどんなに苦労してるか、またその愚痴を聞かされてみろ。
 
 「世の中の苦労すべて背負ったような事をぬかすな!」
 

 少なくともボクはこう思ってしまう。
 
 
 
 おそらく世間の人はほとんど「忙しい人」ばかりだと思う。
 
 こんなボクだって暇なようで忙しい。
 
 仕事だけではない、他にすることは一杯あるし
 
 取り掛かれないでいる雑事も抱えている。
 
 忙しいのはボクだけじゃないしアナタだけでもない
 
 
 
 で、なぜ前々から何度か書いてる事を書くかってーと…
 
 そういう意見の相違で一ヶ月持続たなかったからだ。
 
 まあ言えば「フラレた愚痴」ね。
 
 
 
 今のボクは世の中の不幸を背負ったツラしてますきっと。
 
 



   9月27日 (月) 晴れ一時雨  ダメージ
 
 
 
 『サウダージ』と『言いたいことはそれだけ』が
 
 頭の中をグルグルと。
 
 周りに誰もいないとメシ喰うのも億劫になる。
 
 こんな無気力な自分がつくづく情けない。
 
 
 
 「必要とされてる、そう信じたから居た。
 そのうち要るかもしれないからと“買い置き”されるために
 ボクはアナタのそばに居たわけではない」
 
 なんて理屈っぽいんだボクは!
 
 しかもそんな気持ちを打ち明け、決心に至ったというのに
 
 なんだこのザマは!
 
 
 
 ・・・未練、か。
 
 



   9月28日 (火) 曇りのち雨  明日は
 
 
 今日は十五夜。今年は見えそうにない。
 
 この日は雨が多く、元々見えないことの方が多いそうだ。
 
 
 明日は父親の命日なので墓参りに行く。
 
 ほぼ毎月29日は墓参りに行っているので
 
 命日だから特別というわけでもないが。
 
 
 
 父が今のボクの年齢だった時は周囲に認められる
 
 何でも出来る、立派な職人だった。
 
 しかも近隣で屈指の技量だったそうだ。
 
 今の自分と比べるとあまりにも・・・
 
 父の年齢に達したとき、ボクはどうなっているだろう。
 
 時代が違うとはいえ、それは言い訳でしかない。
 
 



   9月29日 (水) 雨  なんとか
 
 
 
 復活しちゃった☆ ←まだオカシイ
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 
 ここ数日、野良猫がニャーニャーウロウロしていて
 
 ウチの可愛いヤツ(犬)が落ち着かない。
 
 (人には吠えないが、犬猫相手にはかなり吠えるのだ)
 
 
 
 近所に毎日せっせと餌付けしてる人がいるからだが、
 
 この雨(台風)の中、外に放置ってのはどうかと思う。
 
 そこまでするんなら家に入れてやれ、と。
 
 
 
 なぜそんな雨の中鳴きながらうろつくのかと思っていたら、
 
 どうやら子猫を連れ去られたので探してるらしい。
 
 自分の住処の周辺を何度も何度も探している様子を見ると
 
 さすがに追い払うのを躊躇ってしまう。
 
 
 
 ・・・でもな、だからってウチの庭先にウンコすんなよな。
 
 



   9月30日 (木) 曇りのち晴れ  浮気
 
 
 
 いえね、近所の人がね、子犬を世話してるんですよ。
 
 でも飼育経験がないもので四苦八苦してるわけ。
 
 それで夕方、ダニがイッパイなのでどうにかしてって
 
 ボクんトコ来て頼むから、ダニ駆除(ペット用)スプレーを
 
 塗りに行ってきたんだけど・・・
 
 帰ってきたらウチの犬がもうご機嫌斜めで。
 
 
 「この香り…私のとは違う別のオンナの匂い…」
 
 「なによこの口紅は!一体どこのオンナと・・・」
 
 「なんなの、このライター『ソープ:しこしこ』って!」
 
 「なあにこの“アケミちゃん(はぁと)”って!キ――ッ!!」
 
 
 まあそんな感じだ。(違っ
 
 
 
 大丈夫、浮気なんてしないさ。
 
 だってもうお前しかいないんだから(ぅぁぁ…)
 
 それに、相手はオスだから。
 
 ボクがオス相手に興奮するわけないし。
 
 
 
 「うっわー、か〜わ〜い〜い〜!」
 
 などと触りまくってたなんてヒミツだぞ。
 
 
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
 >社民党の福島党首は28日の記者会見で、
 >町村外相が小泉首相の靖国神社参拝について
 >「国のために命をささげた方々への慰霊をするのは当然の行為」
 >などと理解を示したことについて、
 >「首相に『アジアで孤立するから考え直すべきだ』と
 >是正を求めるどころか、日本外交の問題点を増幅している」
 >と批判した。
 
 
 
 ・・・ええっと、何? 社民党??
 
 そんな政党あったっけ? プッ
 
 支持率が2.6(2004年3月)の極小政党が何を言ってもダメ。
 
 なぜこんな支持率になったかを考えた方が良い。
 
 自分の政党をきちんとしてからすべきだろうに・・・
 
 他党批判なんて烏滸がましいぞ。
 
 




         もどる