『嚆矢』
――日々の恥は書き捨て――
日記ログ
―――4月後半―――
４月１６日 （水） 晴れ
ようやく初勝利。
日本Ａ代表がやっと勝ったが・・・なんだあのシュートは。
もっと点を奪り合うとばかり思ってたが、かなり拍子抜けした。
組織的には（以前より）良くなってきたように思うが、攻撃力がない。
監督に問題がある、と言ってしまえばそれでお終いだが、そうじゃないだろう。
日本の選手は攻撃において、どうも強引さや積極性に欠ける傾向がある。
キレイに繋げようとしたり巧く合わせようとしたりと、スタイルに拘りすぎるんじゃないか？
だから強さ・怖さがあまり伝わらず、“薄く”感じてしまう。
４月１７日 （木） 晴れ
まだ４月も半ばだというのに暑い。
週末の天気の具合がよくないらしいので、またシロギス釣りは延びそうだ。
梅雨入りまでになんとか型のよいのを仕留めておきたいのだが・・・
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母がタラの芽を採ってきた。
袋に詰まった収穫を手にとって眺めながら美味そうだ美味そうだと呟いていた。
天ぷらで食したいと思っていたが、どうやら和え物にされる運命らしい。
さっきから指の関節が疼いているのはたぶんトゲが刺さっているのだろう。
４月１８日 （金） 晴れ
仕事先の子供が道路に飛び出して、危うく車に轢かれるところだった。
飛び出すのに気付いた母親が叫び、ボクも慌てて駆けつけたがタイミングは完全にアウトだった。
走行してきた車がお隣さんで、自宅近くなので減速していたから助かったが・・・
そうでなかったらと思うとゾッとする。
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すっかり腐ってる国々。
＞国連人権委員会は、設立以来初めて、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）が
＞組織的な人権侵害を行っているとする非難決議を採択した。
＞決議は欧州連合（ＥＵ）と米国が提案、賛成２８、反対１０、棄権１４。
＞広範囲で重大な人権侵害を行っているとして北朝鮮を非難した。
＞決議に盛り込まれているのは、拷問などの残虐で非人道的または屈辱的処遇や処罰、
＞公の場での死刑執行など。
＞また、思想、良心、宗教、意見、および表現の自由に対する広範かつ過酷な規制にも言及している。
これだけの行為を「非難しない」とする国が１０ヶ国あるのも驚きだが棄権が１４て。
反対した国： 中国、ロシア、キューバ、マレーシア、アルジェリア、
リビア、スーダン、シリア、ベトナム、ジンバブエ
棄権した国： インド、パキスタンなど
そして韓国にいたっては投票そのものを行なわなかった。
――― 決議の要旨 ―――
一、北朝鮮の組織的かつ広範で深刻な人権侵害を深く懸念する。
一、北朝鮮に対し、以下の懸念について早急に対処するよう要請する。
１北朝鮮が未加盟の人権関連条約を批准すること。
２国連および国連人権委員会との協力。
３外国人の拉致に関するすべての未解決問題を明確かつ透明な形で解決。
４国際的な労働基準の順守や北朝鮮を脱出しようと試みた市民に対する拷問の禁止。
一、国連人権高等弁務官に対し人権状況の改善を目指した、北朝鮮との協力関係樹立を要請する。
一、国連人権高等弁務官に対し協力関係に基づく進展状況を国連人権委に報告するよう要請する。
一、来年の国連人権委でこの問題（北朝鮮の人権状況）を主要議題として討議する。
これのどこに反対する要素があるのか。
お前等の「人権侵害の基準」はいったい何なのだ？
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韓国に脱北者を支援するための組織ができた。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/04/16/20030416000041.html
・・・で、「韓国でない第三の場所に定着村を建設するよう努力する」って何よ？
それって引き受けるだけ引き受けて他所へ送り、あとは知らないよーってコトか？
同胞なんだから自国に作れ、自国に。
４月１９日 （土） 曇りのち雨
現在、ボクの階級はフェザー級（ほぼリミット）だ。
いつもはだいたいＪフェザークラスで夏場にはバンタムまで落ちることもあるが
ここまで体重が増えた事はなかった。
確かに今年はあまり走り込みをしなかったし、仕事の休みも多かったし、鍋が美味しかったが
さすがにこのままではイカン！ ということでここしばらくは走る代わりに筋トレをしていた。
始めた時は５６ｋｇだったのに今は５７ｋｇ・・・って、増えてどうする！
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北朝鮮が「核兵器開発のための使用済み核燃料棒の再処理を開始した」と発表したことで
来週予定されていた米中朝３カ国協議の開催が危うくなったのだが、このことについて
アメリカの高官の一人は「まったく侮辱的だ」「目に入った砂のように煩わしい」とコメントした。
“目に入った砂のように・・・” 喩えが巧い！ まさにそのとおり！
・・・まあ、そんなことに感心してる場合じゃないんだけど。
４月２０日 （日） 雨
ゆうべ『魔界転生』をやってたのでついつい観てしまった。
朝の４時になってしまい、そのまま眠れなかった。
『柳生十兵衛あばれ旅』が好きだったボクは、初めてこの『魔界転生』を観てますますハマった。
今回観ても、その時と変わらずいい作品だと感じた。
でも、リメイク版はどうなんだろうか。
予告をみている限り、あの重厚さを感じられない。
見た目のキレイさ派手さばかりが前に出ていて、肝心な部分に魅力が乏しいような気がする。
まあ、予告は細切れに観てるだけだから・・・多分、通しで観たらスバラシイ作品なのだろう。
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田辺市には「弁慶市」という朝市があって、闘鶏神社で行なわれている。
そこで 鈴屋の“はしっ子”という菓子を買うのが楽しみで
８時に市が開くのを待ちかねて“はしっ子”を買い、少しあった骨董の類も物色してきた。
さすがに眼福というほどの逸品はなかったように思うが、それでも見ていて楽しい。
４月２１日 （月） 曇りのち晴れ
近所の方に、掘りたての筍をいただいた。
旬のモノをよく下さるのでボクも何かお返しせねば・・・
といっても、ボクがお返しできるものといえば魚くらいなので
今度シロギス釣りに行ったらその釣果をお裾分けしようと思う。
この釣りだけは外した経験がほとんどないから多分大丈夫だろう。
・・・あ、これで三軒分釣らないと。
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筍といえば、Ｔａｋｅさんの『ＲＡＶＥＮ＆ＣＲＯＷ』にある日記で
“竹冠に旬と書いてタケノコ”ってのを「国語」の話題への導入に使ってた。
「日本人の識字率は５０％」「独創的な国」そんな話を読んでいてつくづく思った。
「日本は腐った」というけれど、腐ったのは日本じゃなく日本人だ。
「ダメになった」と批判できるほどに背筋の伸びた日本人がどれだけいるだろうか。
虚栄心で胸板が厚くても全体的には薄っぺらで、その背骨は曲がっているのだ。
４月２２日 （火） 晴れのち曇り
今日は姉貴の誕生日。
なんか針金をグルグルにしてキラキラさせたようなブツを渡したら
なんというか・・・照れるくらいに喜んでくれた。
やはり似合わぬことはしない方がいいな、と。
４月２３日 （水） 曇りのち雨
携帯へ知人からメールが。
「Ｂ型Ｒｈマイナスが不足して・・・」って、おーい。
そりゃアンタ、有名なチェーンメールの文面をいじったヤツじゃないか。
まあいきなり「だまされるな」と言ってもダメだろうから、説明をして納得してもらった。
“希少なＲＨマイナスについては、赤十字血液センターって所で『Ｒｈ陰性友の会』という名称で
献血登録をしてあり、必要な時にはこのネットワークで迅速な対応ができるようなシステムが
確立してます。 だからこのような「携帯メールで広める」という杜撰な手法はとりません――”
久しぶりだよ、こんな長文メールは。（実際はもっと穏やかで長い文面です）
親指が痙攣しそうだ。
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腐れ市民グループめが。
＞愛媛県教委が昨年８月、「新しい歴史教科書をつくる会」メンバーらが執筆した中学歴史教科書を
＞県立中高一貫校３校（今月開校）で採択したことについて、
＞同県内の市民グループメンバーら３１５人は、県教委や加戸守行知事、教育委員らを相手取り、
＞採択の取り消しなどを求める訴えを松山地裁に起こした。
＞訴状によると、加戸知事が教科書選定について発言することで違法な政治的介入を行い、
＞教育への不当な支配、介入を禁じた教育基本法に反しているほか、
＞県教育委員らも違法な採択を行ったとしている。
こういう活動をしている「市民グループ」ほど胡散臭いモノはない。
（「市民」といえば、“ごく一般的な人”というニュアンスがあるがそうとは限らない）
教科書の採択に際し、採択委員の所に脅迫電話やFAXがあり
それが原因で「つくる会」の教科書を採択しなかったというところもあったと聞く。
（たしかボクの住む県下でもあったそうだし・・・）
しかしそれらは大々的に報じられないのが現実。
これは「圧力」じゃないのか？
http://homepage1.nifty.com/daiiin/rinji/dogeza.htm 『広島県立 世羅高校』
彼らはおそらくこういった教育がしたいのだろう。
・・・アホかお前等。
関連のおまけ
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/4759/19990809.html
＞世羅高校の教員が葬儀には参列したものの、その後、焼香に訪れていないことを指摘して、
＞「人間としてこんなことが許されるのか。一人くらい線香をあげる人がいてもいいと思うが、
＞ゼロということに驚いた」と慨嘆――
・・・おいおい。お前等（教員）が死に追いやったんじゃないのか！ ホントに驚いたよ。
４月２４日 （木） 雨
ＰＣの中にある、過去の恥ずかしい文章を引っ張り出して読んでみた。
以前、（受け売りなのだが）日記で「３年ほど経って読み返しても恥ずかしくない文章を書こう」
というのを目指すとか言ってたが、一度全部消えてしまったから古いのでも一年程度。
なのに恥ずかしい！ 誰だこんなの書いたヤツぁ！ アホか！
Ｙａｈｏｏ！ニュースで 「作成者本人が死亡したウェブログはどうなる？」というのがあったが
ＷＥＢに限らずともＰＣ中の恥ずかしいデータはどーなるんだろう。
アダルティな画像をいっぱい収集してるヤツが不慮の事故でポックリとか、考えただけで脂汗だ。
ボクの場合だってそう。
遺族がいかにも怪しげなフォルダを・・・ギャ―――ッ！
なんか狂ったようなポエムとか発掘されたら死んでも死に切れねえ！（書いてませんが）
４月２５日 （金） 雨
仕事が少し早めに終わったので片付けと釣り道具の手入れをしてた。
今使っている“投げ専用リール”は購入して５年以上になる。
ここ２年はともかく、購入後数年は投げ釣りばかりやってたため頻繁に使用していた。
その割には細かい傷があるものの動作の具合は快適だ。
あまり高い道具を使わない（買わない）ボクが珍しくこだわったのがこのリール。
「高価な道具を持てば、使い方も慎重になるし手入れも丁寧にする」
というのは言えてると思う。
４月２６日 （土） 雨のち曇り
昨日手掛けた釣り道具の手入れの残りをやってたら
知らないうちに日付が変わっていた。
リールに新しいラインを巻いたり、仕掛けを作ったり・・・
そしたらうっかり指に針を刺してしまった。
そのまま寝てしまって 「ああん、アタシってば『眠り姫』みたいン☆」とかやってもよかったが
いいオッサン（野獣）がディズニーもないだろうと思ったので却下。
ああ、寝不足のテンションで書くとワケわからん。
４月２７日 （日） 晴れ
休日にこんな晴れの日なんて久しぶりな気がする。
起き抜けに思ったことは「うーん、絶好のお洗濯日和ね♪」
・・・なんかもう所帯じみてきた自分に呆れてしまう。
何か若々しいコトをしようと色々考えてみた。
いつもなら釣行を、と考えるのだが一昨日の雨はかなりの量だったから
おそらく水潮で釣果は望めないだろうと諦めていた。
遠出するにも、洗濯モノの心配（布団も）があるからそう遠くへは行けないし・・・
結局やったのが「洗車」ってのが情けない。
４月２８日 （月） 晴れ
ウチの前で新築。
餅撒きもやっていたが今日は参加する気分にはなれなかった。
メデタイのは分かるが、ちょっとハシャギ過ぎだ。
キミらのキラキラした姿なんてどうでもいいから。
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南京大虐殺（プッ）の“百人斬り報道”をした朝日新聞社と毎日新聞社、
ジャーナリストの本多勝一氏らに対し、旧日本軍の将校２人の遺族３人が
出版差し止めや謝罪広告の掲載と計１２００万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
えっ？まだそんな世迷い事を書いて出版してる阿呆がいたの？
それと「何？お前等まだ謝ってなかったのか！」とか、ツッコミどころ満載。
幾ら日本刀が優れてるとはいえ・・・
『ベルセルク』のガッツじゃあるまいし、そんなヨタ話信じる方がイカレてる。
この報道（百人斬り）が証拠とされ、この二人の将校は処刑されたという事実がある。
どう責任をとるのか、そしてなぜ未だに謝罪も訂正もないままなのか。
問題は多く根深い。
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阪神のマスコットキャラクター「トラッキー」が！
＞派手なパフォーマンスで甲子園球場を訪れるファンに絶大な人気のあった
＞阪神のマスコットキャラクター・トラッキーを演じているスタッフ（３０歳代の男性）が
＞降板していたことがわかった。
中の人などいない！ な話なんだけど。
＞明らかに、違和感があった。あのトラッキーが、バック転をしない。
＞前日２６日の同カードでも６点差を一気にひっくり返すミラクル勝利にも、
＞派手なパフォーマンスはいっさいナシ
バック転しないトラッキーなんて、そこらの着ぐるみと何ら変わらんじゃないか。
バック転したりプロレスしたりフェンスよじ登ったりするのが人気なのに。
横浜球団側から“クレーム”をつけられていたり、球団から厳重注意を受けたりしてたらしいが
ジャイアンツの清原選手は他の選手の尻とかを蹴ったりしてるじゃないか。
アレはＯＫなワケか？
＞昨年はホームランを打った阪神の選手がトラッキーにラリアットを浴びせ、
＞喜びを表現したことが「暴力的で子供の教育上よくない」と批判の対象となった
おーい、テメエんトコのガキはそんなにラリアートに敏感か、おい。
だいたい、「選手がトラッキーに」だろが。
４月２９日 （火） 晴れのち曇り
当然のごとく海へ。
で、半日で７尾ポッキリ。
午後からは甥の出てる野球観戦をしてきた。
夕方から再び海へ・・・の予定だったが天候などの関係で中止。
イサギ釣りなんて長い間やってないから楽しみだったのだが。
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この頃、『戦国策』（“蛇足”などの有名な言葉はこの書から）を読み返している。
“色と馬とは今の世に取る。士何ぞ必ずしも古を待たん哉。故に曰く、君の士を好むは未だし也”
（美女と駿馬は今の世のモノで満足してるのに、人材に関しては昔の偉人ばかりを望むのはなぜ？
殿の「優れた人材を好む」姿勢はまだまだですよ。）
殿の元にいる美女は確かに美しいが、昔の西施（※傾国の美女）程の美しさを持ってはおらず
飼っている馬も古代の名馬には及ばないがそれでも上等な衣装や食事を与えられているのに対し、
こと人物に関しては「昔のように優れた人物がいない」としてまるで優遇しないではありませんか、という話。
部下に恵まれないとか愚痴る上司も多いが、我が身を振り返ってみるといいだろう。
自分は部下に尽くされるに値するかどうかを。
※ 傾国の美女
古代中国で有名なのは「妹喜、妲己、褒似、西施」の四人。
妹喜：夏王朝の最後の傑王の寵妃。「絹を裂く音が好きだ」と言い、諸侯に高価な絹を献上させ
それを次々に裂いて楽しむ贅沢な遊びのため夏王朝は傾いたという逸話がある。
妲己：『封神演義』で有名な殷王朝最後の紂王の寵妃。
灼熱の柱を抱かせて楽しんだ（炮烙）という残酷な美女。
褒似：周王朝最後の幽王の妃。“笑わない女”であったために幽王はあれこれと手を尽くすが
ある時、手違いで緊急事態を知らせる烽火が出されてしまい、慌てて集まった諸侯を見た
褒似が大笑い。これを見た幽王は嘘の烽火で諸侯を集め褒似を喜ばせようとしたため、
本当に有事のが起きた際に諸侯は「また誤報だ」と思い集まらず、そのため滅んでしまう。
西施：「呉越春秋」にも登場する、呉越の抗争において重要な役割を果たした人物。
生来の持病で常に胸に手をあてがって苦しむ仕草をよくしていたが
その姿が儚げで華奢な印象を与え、かえって男性の心を惹いたとされる。
他の３人は欲望によって国を滅ぼしたが、西施ははじめから“傾国を目的として”いる。
“呉越同舟”“臥薪嘗胆”の格言のように、呉国と越国は恨み憎みあう関係にあった。
呉王闔廬が越との戦いで受けた傷がもとで死に、その息子夫差が名臣の伍子胥と共に越を倒す。
呉は降伏した越を支配したが、越王句践は呉王夫差を篭絡するための道具として西施を送りこむ。
思惑どおり骨抜きになった夫差は父親と自分を支えてくれた伍子胥を自刃に追いやる。
こうして句践は呉を撃ち滅ぼすことに成功した。
４月３０日 （水） 雨のち曇り
今朝方はまるで空が降ってきたかのような豪雨だった。
目覚まし時計が不要ないくらいの雨音で飛び起きてしまった。
なんだかこの頃眠気がなかなか消えなくて困る。
以前なら夜更かししても次の日にはビンビン（何が？）だったのに。
言うな。言わんでも分かってる。 歳のせいだなきっと。
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